ソニーもビートルズもiTunesに来たんだし、ディズニーもいつか戻ってくるはず

【追記:その日のうちに戻ってきました!】

iTunesでのコンテンツ配信でちょっとしたトラブルが発生しているようです。本日から始まる予定だった「アナと雪の女王」の先行配信がiTunesでは行なわれていません。先行予約を受け付けていたにもかかわらず、ダウンロードで機内状態が続いているようで、尋常な自体ではありません。Apple側から何も発表はありませんが、ディズニー側が「iTunes社との交渉が合意に至らなかった」ためiTunesでのディズニー作品の配信を停止すると発表しています。

ウォルト・ディズニー・ジャパンの発表(リンク切れ)

このようなコンテンツの権利保有者と配信プラットフォーム間のトラブルは珍しいことではありません。それぞれ自社の利益を最大化させること目指し、時には交渉決裂まで話が進んでしまいます。思い返せば日本のiTunes StoreではSONYが管理する楽曲の配信が行なわれていませんでした。これはSONYが独自の音楽配信サービスを展開し、iTunesと真っ向から競合していたためです。しかし時代は流れ、いまではSONYの楽曲もダウンロードできるようになっています。

また米国のApple社はThe Beatlesとの関係がこじれたことも有名です。Apple社はBeatlesのレコード会社「Apple Record」と商標権の問題で法廷闘争を長く続けていました。最初の訴訟は1978年であり、Apple創業期から問題を抱えていた形です。その影響もありThe Beatlesの楽曲は2011年までiTunesで配信されることはありませんでした。しかし、この問題も既に解決して、今では問題なくThe Beatlesの楽曲を楽しむことができます。

The Beatlesの楽曲配信開始の告知

こう考えると、今のiTunes社とウォルト・ディズニー・ジャパンの問題は永久に解決しない問題ではないでしょう。すぐには無理かもしれません。でもいつか、iTunesにミッキーマウスが帰ってきてくれることを信じています。

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