iPod touch 16GB新モデル販売開始 最近のAppleは低価格帯商品が充実してきた印象

米国で既に発売となっていたiPod touch16GBモデル(iSightカメラ付き)が日本でも発売となりました。価格は税別20,800円で32GBモデルとは4,000円差という微妙な価格設定です。

これまでiSightカメラなしのモデルで16GBが展開されており、なんだかラインナップが中途半端な感じでした。その中途半端な状態が、今回のリモデルでスッキリ揃いました。最近のAppleはiMacの低価格モデルを発売したり、iPhone 5cを発売したり、そして今回のiPod touch16GBをリモデルしたり、低価格商品帯のモデル拡充を重視している印象です。

既に欧米、日本では広く行き渡ったApple製品をさらに広い地域の人に販売するにあたり、低価格帯の商品充実は避けて通れないのかもしれません。また、既に多くの人がApple製品を購入している国々でも、確実にまだApple製品を手にしていない消費者はいます。手にしていない理由に「高い」からというのもがあるのは想像に難くなく、低価格帯商品の充実は販売ターゲットの拡大にも役に立つはずです。

なお日本でもiTunes Matchが始まり、また秋からはiCloud Driveサービスも始まります。これらサービスを活用することで容量の小さなiPodでも困ることが少なくなるのかもしれません。音楽や動画、写真をディバイス上に保存しておくのは時代遅れになっていく可能性もありそうです。今までの「容量が大きいから便利で高い」という価値観はそろそろ転換する必要があるのかもしれません。

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