iCloudのストレージ料金改定、でも2TB1,300円じゃなくて1TB700円が欲しい

AppleはiCloudのストレージ料金を改定しています。50GB200GBプランの価格は変わっていないのですが、2TBの大容量プランが2,500円から1,300円へと値下げされ、1,300円だった1TBプランが廃止されました。値下げの方針は嬉しいのですが、正直、200GBプランの次が2TBプランってのは少し意地悪です。

2TB

2TBで1,300円は他社に比べても割安

iCloudのストレージ料金は容量だけを見れば他社のサービスに比べて、これまでもそれほど高い訳ではありませんでした。そして今回の値下げ(2TBが2,500円から1,300円)でかなり割安なプランとなったと言っていいと思います。もちろんGoogleやAmazonでは高画質ではない写真の保存容量をカウントしないなどの特典を付与している場合、年間一括払いで割引になるケースもありますが、単純に容量で比べればAppleのiCloudは頭ひとつ抜けた存在になりました。

iCloud

とはいえiCloudはストレージプランの刻み方が少し意地悪ではあります。5GBの無料分はほぼiOSデバイスのバックアップで消費されてしまい、iCloudフォトライブラリなどを活用するとすれば50GBプラン以上が必須になります。しかし写真の保存枚数が多くなると、多くの場合で50GB(月額130円)では足りなくなり200GB(月額400円)を契約することになります。

icloud

この200GBプランは写真だけでオーバーするのはかなり本格的に使った場合ですが、動画ファイルなども同時に保存していくと200GBもそのうち満タンになります。僕もすでに残り容量が60GBくらいまで減っています。で、次のプランが2TBに飛びます。できれば今回、2TBで1,300円のプランを出すなら、1TB700円のプランも同時に出して欲しかったところです。

FilesアプリでiCloud Drive利用頻度向上?

iOS 11ではiPadが大きく進化します。ほとんどの仕事がiPadでできる時代がきたのかもしれません。iOS 11ではFilesアプリが提供され、同一のiCloud IDで使ってるデバイス内、さらにはiCloud Driveに保存されたファイルがこのアプリからアクセスできるようになります。MacやWindows PCのようなファイルからのアクセスとなることで、iPadをさらに仕事に使いやすくなると同時にiCloud Driveの利用頻度も上がっていくと思われます。

files

iCloud Driveを頻繁に使うようになれば200GBでは足りない、というユーザーが多く出て来るでしょう。その時、用意されている次のプランが2TBというのはやはり親切ではない気がします。

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