Apple TV 4Kが魅力的になるにはもう少し時間がかかるか

今晩、Appleスペシャルイベント4K動画に対応したApple TVを発表すると予想されています。Apple TVは魅力的な商品なのですが、これはもう少し様子見してもいいかなぁと考えています。

apple TV

対応テレビが必要

新しいApple TVで4K動画を再生するには、もちろん4K対応のテレビが必要になります。パソコン用の4K対応モニターは種類も増え、価格も低下しているため利用者も多いかと思います。しかしテレビとなると話は別で、多くの人が4K対応テレビを所有しているとは言いがたい状態です。僕も4K対応のテレビは持っていません。新しいApple TVが魅力的な商品になるには、まず4K対応テレビが普及する必要があるでしょう。

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まだ4K対応については問題があります。現在、4Kに対応したコンテンツは非常に数が少なくNetflixのごく一部の作品YouTubeの一部動画などに限られます。これからどんどん増えていくことも予想されていますが、現時点では新しいApple TVの性能をフルに活用するコンテンツが少ないのは事実です。

ネット回線の速度も重要

4K動画をストリーミング配信で再生するには25Mbps程度の通信速度が要求されます(Netflixによる説明)。最近は光回線の普及で個人の家でも100Mbps200Mbpsという通信速度が実現されている環境もあります。しかし様々な要因(屋内設備、ルータの設置場所、VDSL回線の混雑状況など)でこの速度が維持できないケースも少なくはありません

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僕の家(集合住宅)も通信速度にムラがあり、通常の画質で映画を見ていても途中で再生が途切れる画質が落ちることが稀にあります。この時はやはり「イラっ」ときます。いくら4K画質で素晴らしいコンテンツを見ていても雰囲気が台無しにります。これら要因も含めて4K動画に対応したApple TVが多くの人にとって魅力的な商品になるには、もう少し時間がかかるんじゃないかと考えます。

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