プラチナLTE ソフトバンクの「ハッタリ」を信じたい

iPhone 5s/5c発表直後、auが800MHz帯のLTEに対応し、それが広大なエリアをカバーしていると大々的に宣伝していました。その宣伝に堪えかねて、CTOである宮川氏が各社のインタビューに応える形で反論していました。

その反論の中で2014年7月からの同社の900MHz帯のLTEサービス開始を4月に前倒しすると発言し大きな話題となりました。7月から開始なら急いでソフトバンクのiPhone 5s/5cを買う必要もないか、と考える人も多かったかもしれません。しかしサービス開始が4月に前倒しされたなら、使えるようになるのも半年後だし楽しみに待つ意味でも買ってみるか、って人もいたでしょう。

そしてその4月を迎えましたが、まだソフトバンク側からのサービス開始のアナウンスやユーザー側からの900MHz帯のLTE受信報告もありません。おそらくまだ開始されていないのでしょう。この状況でソフトバンクが営業上「嘘」をついたと思う人もいるかもしれませんが、4月はまだ13日残っています。

ソフトバンクは社長も言うように「ハッタリ」で大きくなってきました。このプラチナLTEの4月開始も無理気味のハッタリだったのかもしれません。しかしハッタリを無理矢理実現してきたのもソフトバンクです。その実行力を信じてみたいです。4月30日夕刻、とある離島でサービス開始、なんてことも有り得ます。

4月はあと2週間程度ですが、いつ、どの場所で、どのくらいの広さで、どういう運用方法でプラチナLTEが始まるか楽しみにしています。それを見ればソフトバンクの900MHz帯のLTEが置かれている現状、今後の整備方針が理解できそうです。

上のように離島でギリギリ4月中にサービスインとなったとすれば、整備には大きな障害があった(既存利用者巻き取りに苦戦している)と判断できます。逆にある程度の人口を抱えるエリアで、2.1GHz帯のエリアを補完する形でサービスが開始されれば、セオリー通り、順調に整備が進んでいることを示します。その意味でソフトバンクの900MHz帯の動向を興味深くみまもっています。

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