Amazonでお酒も直販 リビングの主役争いにも微妙に影響?

Apple(コンピュータ機器製造販売)とAmazon(小売)は全く違う業種の企業です。しかし最近はコンテンツ配信市場で両社は正面からぶつかる存在になっています。AppleはiPhone, iPad, Apple TV向けにコンテンツ配信を行ない、またAmazonはKindleを販売して電子書籍以外のコンテンツ配信にも力を入れています。さらには先日、AmazonはFire TVも発表しています。これで動画や音楽の配信という部分で両社が同じ土俵に上がっています。

しかしAmazonはAppleとは別の入り口からリビングに攻め入っています。ビールを片手にFire TVで映画を見ようと思う人も多いかもしれません。Amazonはそのビールを含む酒類の直販を4月8日から日本でも開始しています。Amazonの武器はコンテンツだけではありません。

Amazonの酒類販売ページ

一見、別々の事業で相乗効果は少ないように見えますが、Kindle端末で簡単に買い物もできて、Fire TVが商品の到着時間を表示してくれるなら、Apple TVにはない便利さになるかもしれません。また映画の最後に登場した商品を購入できる企画なんかもあれば、Amazonっぽくて面白いです。

まあ、僕の妄想なので実際にAmazonが通販も含めてリビングの主役の座を狙うかは分かりません。しかしAppleと正面からぶつかるためにはAmazonらしさ、Amazonでなければいけないという特色が必要です。それはやっぱり通販になるのではないでしょうか。

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