Apple 雑誌読み放題サービス「Texture」を買収 事業再構築への第一歩か

Appleはアメリカの雑誌読み放題サービス「Texture」を買収したと発表しています。「Texture」は200以上の雑誌の全部または一部が月額9.99ドルで読み放題になるサービスであり、この買収を通してApple Musicに続く月額定額制のコンテンツ配信サービスをAppleが手がけることになります。

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雑誌メディアへの関与強まるか

Appleは従来の活字メディア(新聞、雑誌、書籍)の取り込みを続けています。iBooks Storeで書籍や雑誌の配信を開始し、Newsアプリで新聞や雑誌記事を個別に配信するプラットフォームを整備しています。そして今回のTextureの買収でより強力なメディア配信プラットフォームを手に入れたことになります。

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ただiBooks StoreNewsアプリも成功しているとは言い難い状態です。こうした状況の打開策としてTextureの買収に至ったとすれば、Appleのメディア事業は大きな転換点を迎えることになります。既に多くの有料会員をもち、配信プラットフォームが確立されているTextureサービスが今後のAppleのメディア事業の柱になる可能性も出てきました。

日本での展開は?

現時点でTextureのアプリは日本でダウンロードすることはできません。また日本語メディアも登録されておらず、日本人向けのサービスという状態ではありません。ただAppleが月額定額制の雑誌読み放題サービスをメディア事業の柱とするなら、それほど遠くない将来、日本でも同様のサービスが始まるかもしれません。その時には日本の既存サービスの買収(提携)といった形での進出になるのかもしれません。

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Appleはフェイクニュースへの対策が重要と認識しており、信頼できるメディアから、質の高い情報を配信することを目指しています。その第一歩が既に高い評価を得ている雑誌を数多く揃えているTextureサービスの買収なのかもしれません。

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