ソフトバンクの新料金プランの意図が明らかに、、、?

今日のRBB TODAYにソフトバンクの新料金プランについて、ソフトバンク側に取材した記事が出ていました(僕が知る限りですが、ソフトバンクに取材した初めての記事だと思います)。

「【インタビュー】ソフトバンク新料金プラン その狙い、メリットを聞く……VoLTE時代を見据えて?

この記事では制限が多く、価格も微妙、定額プランなのに基本的には従量制になる新プランの謎についてソフトバンク側が説明しています。しかし、この記事の説明はソフトバンクの本音ではなく、セールストークだなとの印象です。

プランの発表を聞いて皆が疑問に思った「定額通話回数制限」「定額通話時間制限」は、統計的な平均を調べてその平均(通話一回2.5分、月39回)が収まる範囲で設定とされています。しかし人は平均で動くものではなく、15秒で通話が終わることもあれば15分かかることもあります。その平均が2.5分な訳で、平均からはみ出た通話をしてしまった場合、すぐに現状の料金より高くなってしまいます。記事にあるソフトバンク側の理論は少しずれています。

またデータ通信の上限設定が有料オプションになっていることについても説明されています。記事では、上限を超えた部分を従量課金にすることを「使いすぎるユーザーに帯する抑止力としたい」としています。しかし、キャリア側の抑止力は利用者にとっては心理的圧迫になり、決して使い心地のいいものではありません。テザリングやバックグラウンドの通信(アプリの自動更新など)を常に気に留め、逐一データ通信量を確認する必要があるのは面倒を通り越して苦痛でもあります。

色々記事中では述べられていますが、結局は実質値上げを上手く隠すプランというのが僕の結論です。少し厳しく書きましたが、このプランはやはり評価できません。しかし、わざわざこうして企業側が取材に答えているということは、主力プランとする意図があるのでしょう。もし中途半端なプランが各社からでてくると、それこそ利用者はiPhone同士ならFaceTIme、スマートフォン同士ならSkypeやLINEに逃げていくことは確実です。ぜひ本決まりまでに、もうすこし利用者目線でプランを作ってもらいたいものです。

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