さて、イメージが悪化したKDDIが取るべき策は

下り最大75Mbpsでのエリアカバー率が96%と表示していたのに、実際は14%だったと言う問題。予想以上にニュースになっています。複雑な周波数別の基地局数を知らない人にすれば、auのiPhoneでLTEに繋がるのはかなり限られた場所だ、という印象を持つでしょう。

ロイターでも報じられています

最近、au LTE(iPhone 5向け)のエリアリストが地味に更新されとった」にも書きましたが、下り最大37.5Mbpsのエリアは都市部だけでなく、郊外、さらにはその外側にも広がっていて実際には14%ではないです。しかし「印象」というものがあります。

今回の報道で多くの人が持ったであろう、「auのLTEはメチャクチャ狭い」って印象を払拭する為にKDDIがすべきことは、やはり着実にエリアを広げることでしょう。そしてもう一つは75Mbpsを一気に全国で展開すること、だと思います。直近の免許情報からすると、近畿地方以外では既存基地局の殆どで75Mbps対応の免許を取得しています。75Mbps化への準備は整っていると思われます。それを一気に進めていくことが必要でしょう。

下り最大75Mbpsとなれば条件が悪くても10Mbpsは超え、通常の電波状態で30〜40Mbps超が期待できます。そうなればテザリングやコンテンツダウンロードのスピード感は大幅に改善されます。速度向上による利用者の満足度向上がKDDIが目指す方向だと思います。

この機に乗じて、早く東京都心でも75Mbpsにして欲しい僕の願望を書きました。

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