ソフトバンク、auのLTE、どこで使えそうなのか

iPhone 5が2GHz帯のLTEに対応するとほぼ確定的に報じられていますが、これだけ大量の端末が一気に新規ネットワークに放出されることは初めてではないでしょうか。非常に興味深いですが、ユーザーとしての興味は初期のLTEはどのくらい使えるか、です。

auに関して言えば、仮に9月21日からLTEを開始しても基地局免許数はイーモバイル程度にまで増やしてサービスインとなりそうです。人口数百万人程度の大都市(人口密集地)全域、政令指定都市の中心部とその周辺、中規模都市の中心部、って感じのエリアになるのではないでしょうか。新幹線での移動中もLTE、鄙びた温泉旅館でLTEでFacebookに写真をUP、ゴルフ場で家族に今からかえるとLTEでFacetime、なんてのは難しそうです。

ソフトバンクが8/16にLTE基地局を
設置した三重県北牟婁郡紀北町
FlickrよりHyougushiさん撮影 )

一方、ソフトバンク。とても可能性を感じる基地局免許数です。基地局の設置思想が他社と異なるので、数だけではドコモやauと比較はできないですが、先発のXiに迫る基地局免許数を確保しています。この基地局数でどこまでエリアを整備できるかは不透明ですが、ピンポイントで使えるエリアはソフトバンクに優位性があるのは確実でしょう。地方の人口数千人程度の小規模自治体にもLTE基地局を設置しています。ソフトバンクのこれまでの回線と同様「繋がれば速い」はiPhone 5のLTEでも当てはまりそうです。

ただ両社ともに免許交付情報での推定です。実際には免許交付から基地局が本格稼働するまでにはタイムラグがある場合もあます。そのためサービス開始時のエリアマップが一番参考になる資料になりそうです。両社とも詳細に拡大できるマップを出して欲しいです。またエイらを広く見せるために「〜月以降順次拡大予定エリア」なんて意味の分からないマップは出さないで欲しいです。

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