iOS 9.3で何が変わって、何が便利になるのか?

iOS 9.3は9.2から大きな変更を伴うとされています。一体、何が変わって、何が便利になるのでしょうか。

まず一番注目されているのが「Night Shiftモード」です。睡眠を妨げるとの説のあるブルーライトを夜間(指定時間中)はカットしてしまう機能です。この機能をONにすると指定時間中の画面は全体的に赤っぽくなります。感覚でいえば部屋の明かりを蛍光灯から白熱球に変えたような感じです。確かに落ち着く感じではあり、この機能に期待している人も多いようです。

そして僕が一番注目するのが「メモ」の機能向上です。メモはiOS 9から手書きメモやWebサイトのクリップ、写真の添付、リストの作成など様々な機能を盛り込んでいました。Evernoteがやっていたことに食い込んでいく感じです。

このメモがiOS 9.3からさらに機能を向上させます。アプリにTouch IDやパスコードでロックをかけることができるようになり、重要な内容(銀行・証券口座の番号やPINコード、WebサービスのIDやパスワード)も保存できるようになります。さらにタイトルや日時でメモを検索できるようになり、このアプリを本格的に活用すればiPhoneはかなり便利になりそうです。

ヘルスケアアプリの機能強化も盛り込まれています。Apple Watchとの連携強化やアプリとの連携強化が実施されるようです。これまでよりもより深く連携できることで、ユーザーの健康情報を一元的にヘルスケアアプリで見られるとしています。これまでアプリごとに連携できる情報、できない情報がマチマチでイマイチな部分もありました。こうしたことが長期的に解決する第一歩になるかもしれません。

これ以外にもCarPlayがApple Music(NewやFor You)に対応して、車内での音楽が一気に楽しくなるようです。2016年には対応車種も一気に拡大するようなので、重要なアップデートになると思われます。

またiPadの教育関連機能が強化されるようです。直接日本のユーザーに関係はないかもしれませんが、民間の教育サービスで活用される可能性はあります。なお公教育の分野は規制や制限が強く、iPadを十分に活用できない状態ですが、いずれ時間がかかるかもしれませんが日本でもタブレットは教育機関に入り込んでいくと考えています。

いろいろ期待する部分の多いiOS 9.3ですが、僕は3月15日頃から22日くらいに一般向けにリリースされるのではないかと予想しています。

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