ソフトバンクが実験中のLTE(下り最大262.5Mbps)は次期iPhoneでも使えるのか?

ソフトバンクが下り最大262.5MbpsとなるLTEのフィールドテストをしているのではないかと一部で話題になっています。速度測定サイトのランキングにソフトバンク回線から240Mbps越えの結果が残されたことが話題の発端となりました。この測定結果は次期iPhone発表直前という時期もあり、様々な憶測を呼んでいます。

今回の240Mbps超の結果はおそらく、ソフトバンクのメインバンドであるBand1(15MHz)とイーモバイルから引き継いだいBand3(10MHz)、最近一気に整備が進んでいるBand8(10MHz)の3つの周波数を束ねて使うキャリアアグリゲーション(3CCA)で実現しているとみられます。

現時点でこの3CCAに対応しているソフトバンクの端末がないため、この後発売になる端末に期待することになるのですが、ソフトバンクといえばiPhoneです。ソフトバンクのサービス(ネットワーク)はほぼiPhoneを前提に作られてきました。iPhoneが対応しないことはあまり本格的に取り組まず、iPhoneが対応しているものに注力するのがソフトバンクです。

次期iPhoneではLTEの速度はさらに上がると予想されています

今回実験されている262.5Mbpsの3CCAがiPhoneを見据えたものかどうか不明ではありますが、ソフトバンクが実験していることを考えると可能性が全くないわけではなさそうです。現在リークされている次期iPhoneの部品構成的には3CCAは不可能ではないとされています。あとは導入に伴う通信全体の安定性の検証やバッテリーへの影響などを考慮してAppleが決断するだけです(おそらく)。どうなるでしょうか。

ちなみにこの下り最大262.5Mbpsが全国で使えるようであれば、LTEのスピード競争で再びソフトバンクが一歩リードすることになるかもしれません。少し難しい問題もはらんでいそうですが。

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