Appleの国内新拠点、キーワードは「スマートタウン」

Appleが神奈川県横浜市の綱島地区に新たに拠点を設置することが正式に発表されました。パナソニックの旧綱島事業所跡を活用した再開発事業にAppleも参加することになりました。パナソニックは工場跡地を再開発する際に、スマートタウンとして先進的なまちづくりを既に実施しており、綱島の再開発もこの方針が踏襲されるようです。

同じ神奈川県の藤沢市でパナソニックが開発したスマートタウンは2014年に開業しています。住宅、商業施設、福祉施設を一体的に運営し、自然エネルギーや電気自動車、電気自転車の活用などこれまでの分譲住宅街にはなかった付加価値を提供しています。

そのコンセプトは綱島でも引き継がれるでしょう。綱島の開発面積は藤沢に比べて小さいですが、それをコンパクトにして情報産業、自然エネルギーが融合したスマートタウンが出来上がると考えられます。その中核にAppleが存在するのはかなり興味深いことです。

AppleはHome Kitで家電製品や住設機器をスマートフォンとつなげる試みを始めています。またCarPlayでは自動車とiOSを融合させており、将来的には自動車産業へと進出するとも噂されています。さらに言えば、Appleのデータセンターでは自然エネルギーの活用を積極的に進めるなど、パナソニックの目指すスマートタウン構想とかなりの点で一致しています。

こうした背景を考えると、この綱島の拠点は国内メーカーの技術をApple製品に反映させる拠点というよりも、もっと大きな視点で人々の生活とApple製品を融合させる試みの中心になるのではと妄想、というか期待します。その拠点が日本にできるなら、日本のAppleユーザーにとって大きなプラスになるのではないでしょうか。

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