明日、12月12日からauはVoLTE対応のスマートフォン「isai VL」と「URBANO」を発売します。この2機種は国内ではLTEでの通信にしか対応しておらず、購入後はVoLTEで通話することになります。要するに12日がauのVoLTEサービス初日になります。
VoLTEのメリットは高音質通話とよく言われ、その差は試行動画でも一耳瞭然です。
この高音質通話は当面、auのVoLTE対応機種同士でしか実現できません。これはかなりハードルが高いでしょう。仮に自分がVoLTE対応機種を購入したとしても、普段通話する人の中に同様に京セラやLGの対応機種を購入している必要があります。高音質通話を実感できるのはもう少し後になるかもしれません。
ただauの通話方式は元々の音質があまり良くなく、VoLTEに変更することで通話先（固定電話やドコモ、ソフトバンク）の通話品質と同等の通話が可能になるメリットはあります。さらに発着信の高速化やVoLTEを利用した各種通信サービス、auではできなかった通話と通信の同時利用などのメリットを享受することはできます。しばらくはこの付加機能がVoLTEのメイン機能になると言っていいでしょう。
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| iPhone 6 Plusの技適番号「ADF」はVoLTE端末を表す |
ちなみにauでは当面この2機種をVoLTE対応機種として販売するようです。すでに販売されているXperiaやGALAXYは今後も対応しないと発表されています。またiPhoneについては別問題として対応、非対応を明確にはしていません。iPhone 6/6 Plusは機種としてVoLTEに対応しているので、将来的に対応してもおかしくはないのですが、状況は流動的です。もしかしたら次期iPhoneからの対応になってしまうかもしれません。