au 4G LTEのキャリアアグリゲーション対応エリア拡大

先ほどauのキャリアアグリゲーション(CA)対応エリアが6月末時点に更新されました。5月末時点で1742ヵ所だったCA対応場所が2749ヵ所になっています。前月比で1000ヵ所が対応したことになりますが、1ヶ月での拡大スピードとしてはまずまずだと思います。

CA対応エリアでは対応機種(2014年夏モデルの一部)では下り最大150Mbps(理論値)の通信が可能になります。その効果についてはRBBが計測アプリの解析で一定の評価を下しています(東京、大阪の3キャリアの通信速度を分析する)。それほど劇的なスループット向上に寄与している訳ではありませんが、CAによって高速通信の安定性が向上するという印象です。

なお次期iPhoneがCAに対応するかどうか、全く情報がないので予想のしようがありません。Apple関連の情報は多くがアメリカからもたらされるもので、そのアメリカでサービスが始まっていないCAに関して、情報が漏れることがありません。アメリカのユーザーはCAには関心がないのでしょう。

しかしiPhone 5s/5cから、日本モデル(ドコモ、au、ソフトバンク、Spritn用)のiPhoneが独立して販売されるようになりました。この機種が出たことで、通信キャリアがiPhone開発の現場である程度の関与できるようになった、とも推測できます。そうなればドコモがVoLTE、ソフトバンクがAXGP、auがCAへの対応を働きかけていてもおかしくはなさそうです。

順調なCAエリアの整備ももしかしたら9月のiPhoneに照準を合わせているのかもしれません。

参考:au 4G LTE 150Mbps対応エリア

更新情報を配信します