家電批評の先月号で「完全ワイヤレスイヤホン最強格付け」の特集がありました。AirPodsは総合格付けで5位だったのですが、その記事中にある「AirPodsはXperiaユーザーに特にオススメ」という気になる記述が目を引きました。
AirPodsの音質は標準的だが…
家電批評の特集では音のプロ(サウンドプロデューサー、音響技術者、ミュージシャン)を招いて完全ワイヤレスイヤホンの音質をチェックしています。国内のメディアでこれだけの種類の完全ワイヤレスイヤホンを比べた記事は他にはなく、読み応えのある特集でした。テストはiPhone 7とXperia XZと接続して別々に採点されたのですが、AirPodsに関してはiPhoneよりもXperiaとの接続の方が音質が向上するとの結果となっています。
AirPodsの音質は他の完全ワイヤレスイヤホンと比べても標準的で、AirPodsは音質重視というよりも使い勝手(充電やペアリングの簡単さ)を重視している商品と評価されています。しかしAirPodsをやXperiaと接続すると、弱点であった音のクリアさなどが改善し、音の立体感(臨場感)が増すと評価されています。驚くべき結果です。
それでもiPhoneならAirPods
音質についての比較調査の結果には驚きましたが、それでもiPhoneで使うワイヤレスイヤホンはAirPodsがベストだと思います。ペアリングの簡単さやSiriの利用、バッテリー残量の視認性などiPhone(iPad、MacBook)とAirPodsを組み合わせて使うメリットはたくさんあります。またLightningケーブルでケースの充電ができるのもiPhoneユーザーには大きなメリットです。総合的に考えてiPhoneユーザーの第一の選択肢がAirPodsになるのは間違いないでしょう。
その結果が世界的な品薄につながっていて、多くの人がAirPodsを評価している証拠にもなっています。デザイン面で気に入らないという意見も発売前に散見されましたが、周りでAirPodsを見かける頻度が上がれば誰も気にしなくなるはずです。利便性、売れ行きなどを考えるとAirPodsは今後のAppleの商品戦略にも影響を与えるほどの存在になっていると感じます。
記事の詳しい内容を知りたい方は家電批評3月号(既に4月号が出ているので注意)を、家電批評はKindle Unlimited