28日未明にリリースされたiOS 10.3ではiPhone内にある32bitアプリをまとめて表示してくれます。32bitアプリはiPhoneの動きを遅くする恐れがあると同時に、将来的に(iOS 11から)はこれらアプリは使えなくなるとされます。この表示はその準備とも考えられています。
確認は設定アプリから
iPhoneの作動を遅くするアプリは「設定」→「一般」→「情報」→「App」と進めば確認できます。ここでアプリを選択すれば、更新可能な場合は更新できるのでうすが、大抵の場合はすでにApp Storeでの配信が終わっているアプリです。使っていないなら削除した方がいいかもしれません。
ちなみに上記スクリーンショットのauの災害伝言板アプリは新しいアプリがリリースされており、またEye-Fiアプリももう更新ストップ(サービス終了)が案内されています。なので消去しても問題なさそうです。これを機に、iPhone内にある不要なアプリを一掃してもいいかもしれません。
iOS 11からは64bitだけに?
今回、このような表示が出たことでiOS 11からは64bitアプリだけしか作動しないと予想されています。結果的に端末として32bitにしか対応しないiPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5cはiOS 11のサポート外となりそうです。古い端末がiOSのアップデート対象から外れるのは少し寂しいものがあります。
とはいえAppleはiPhoneの使用期間を3年程度と見積もっているようで、4年前の端末(iPhone 5c)が最新OSをサポートしないというのも強引とまでは言えないかもしれません。もちろん32bit対応のiPhoenもiOS 11にアップデートできないだけで、これまで通りの利用はできます。