iOS 10.3.2 beta2が開発者向けにリリース 正式版は5月中旬か

AppleはiOS 10.3.2 beta2を開発者向けにリリースしています。基本的には細かい変更、修正が中心になると予想されており、正式版は例年通り5月中旬頃のリリースになるのではないでしょうか。

beta2はiPhone 5c、iPhone 5にも対応

iOS 10.3.2 beta1ではiPhone 5、iPhone 5c向けにアップデートファイルが用意されていなかったのですが、今回のbeta2では両機種ともアップデートできるようになっています。iOS 10.3.2でiPhone 5c、iPhone 5がアップデートの対象外になることはなさそうです。両機種は32bitのチップ(A6)を搭載しており、そう遠くない将来、アップデートの対象から外れると予想されていましたが、少なくともあと半年くらいは大丈夫ということになりそうです。

ただiOS 11では32bitにしか対応しないアプリが作動しなくなると言われており、近いうちに32bitディバイスはOSのアップデートの対象から外れることになるでしょう。それがiOS 11からになるか、それともそれ以降かはまだ不明ですが、確実にその時は近づいています

32bitディバイスの今後は

仮にiOS 11がiPhone 5ciPhone 5にインストールできなくなったとしても、直ちに問題が出てくるわけではありません。ただiOSの新しいバージョンが対応する新機能が使えなくなり、徐々に不便になっていくでしょう。OSのアップデートの対象外になってから1年くらいはストレスなく使えるかもしれませんが、それ以降は使えない機能にイライラすることも出てくるかもしれません。ただその頃にはバッテリーの持続時間も短くなっているはずで、買い替えどきになるかもしれません。

ちなみにAppleが先週リリースしたClipsはiPhone 5c、iPhone 5にはインストールできません。OSはまだ少しの間32bitディバイスのサポートが続きそうですが、すでにアプリでは切り捨てが始まっていますiPhone 5ciPhone 5ユーザーには少し寂しい切り捨てではありますが。