iPhone SEの処理速度はiPhone 6sと同じとされます。内部的な性能だけ見れば、通信部分で少し弱い以外は最新のiPhoneと言っても過言ではありません。おそらく4年は快適に使えるのではないでしょうか。
iPhone 4sは今でもサポート対象
Appleは発売から4年半が経過しているiPhone 4sもiOSのアップデートの対象としています。iPhone 4sでiOS 9が提供するすべて機能を快適に使えるかといえば、そうではありませんが、未だに(iOS 9.3でも)サポート対象の端末となっています。
iPhone SEも少なくとも4年(2020年頃)はサポートが続いているでしょう。OSアップデートのサポートから外れないなら、もしその頃のサービスやアプリでiPhone SEにとって過大な処理が必要だったとしても、iOS側で快適に使える工夫がなされるはずです。
またあと4年でA9チップや2GBのRAMを積んだiPhoneが処理に困るような、そんなサービスやアプリが出てくる可能性も低そうで、iPhone SEは長く快適に使える気がします。
NFC搭載でApple Payも可能
今年の後半にも日本でも始まると予想されているApple PayはNFC搭載のiPhone SEでも使えます。もしiPhone 5sのようにNFCが搭載されていなければ、Apple Payの便利機能を使えずに不便で長く使う気になれないかもしれませんが、その心配は要りません。
通信速度についてもiPhone SEは下り最大150Mbpsで最近のスマートフォンにしては遅めのスペックです。しかし4年後はようやく4K動画のモバイル通信による配信が始まる頃です。このサービスも50Mbpsあれば十分に機能します(iPhone SEは4K動画を再生することはできませんが)。
100Mbpsを超えるような通信速度が必要なサービスはiPhone SEが現役の時代には登場しないでしょう。下り最大150Mbpsであれば4年は何の問題もなく使えそうです。
iPhone SEはiPhone 6sに比べて多少のスペックダウンとなっていますが、それでも長く使える端末なんじゃないかと思います。