Appleは横浜の綱島に建設した新しい研究施設(Apple YCT)で2017年夏にインターンシップを実施します。対象となるのは物理学、機械工学、材料科学、化学、光学、高精密加工、メカトロニクス、2次元・3次元高精密測定手法の分野で学士号、修士号、博士号を取得予定の学生です。(Hardware Development Internship at Apple)
Apple YCTの活動内容が一部判明
今回のインターン募集はApple YCTでの活動内容を示唆するものになっています。機械、材料、化学、高精密加工の分野を見る限り主にハードウェアに関する開発がこの施設で行われようとしていることがわかります。さらにインターンシップの実施概要には「様々なサンプルの光学的/機械的/熱的な特徴のシミュレーションの実施、CADツールを用いた設計、設計審査、分析」とも書かれており、製品の製造や設計に関する研究もApple YCTで行われている可能性があります。
なおインターンシップへの応募には上記分野で学士取得予定の学生で専門分野で素晴らしい学術的成果があり、日本語と英語での優れた口頭および筆記でのコミュニケーション技術が求められています。少し条件は厳しいかもしれませんが、対象に入っている人は応募しても損はないはずです。Appleでのインターン経験はそれ以外の場所で働くときにもキャリアとして認められるケースもあるようです。
インターンの月給は80万円??
Appleはインターンに月80万円(7,000ドル)を支払っているとBussines Insiderは伝えています。また週に40時間以上働くと残業手当も支給され、就業場所の近くの住宅を無料で使うことができたと経験者が語っています。これは米国での実績なので今回の募集とは関係ありませんが、日本のインターンにもそれ相応の報酬が支払われる可能性は高いです。
さらに記事ではインターンでも重要な決定の場面にも参加でき、その仕事次第では卒業後にAppleに就職することも可能と書かれています。報酬だけでなく、キャリアの一つとしてもAppleのインターンシップは魅力的と思われます。