政府は毎月発表する月例経済報告において、10月は「緩やかな回復基調が続いている」と景気判断を維持したものの、個別項目で輸入について2年2カ月ぶりに下方修正したと共同通信は伝えています。また同記事で輸入項目の下方修正の原因はiPhone 8の販売不振であるとされ、iPhoneの販売が国内経済全体にも一定の影響を与えることが改めて確認されました。
月次動向には大きな影響
毎年、9月から10月にかけて大量の新型iPhoneが中国から輸入されます。しかし2017年は9月以降、iPhone Xの発売を控えてiPhone 8/8 Plusの販売は思うように伸びていないようです。そのため前年比でiPhoneの販売台数はかなり少なくなっていると考えられます。その分輸入が減るのも必然であり、前年同月比で輸入の活発さが失われたと判断されてもしょうがないでしょう。
しかし11月にはiPhone Xの発売があり、年末にかけて大量の販売が見込まれます。供給が極端に少ない可能性が指摘されていますが、iPhone Xが順調に供給されるとすれば、年末にかけての販売台数は前年を上回り、マクロ経済に影響を与えるような指標も回復に向かうのではないでしょうか。
iPhone Xの供給は
マクロ経済の動きは消費者にはあまり関係がありません。iPhoneを購入しようと計画している消費者が最も気にしているのは、やはりiPhone Xの供給体制です。数百万台が発売当日に販売される、年末にかけて計画の半分しか製造できない、実は発売日には1500万台の供給がある、など様々な説があり、どれが本当かわかりません。
ただ発売日にApple Storeに並べば予約なしでも購入できるとのアナウンスがAppleからあり、予約に出遅れても当日入手の可能性は残ります。かなり競争率の高い行列になりそうですが、逆に考えれば当日分を確保できるくらいの供給量なのかもしれません。いよいよ27日に迫った予約開始ですが、どうなるのでしょうか。ちなみに僕は量販店での予約に賭けてみようかと思っています。