アメリカのネットメディア、9to5 MacがiPhone Xに搭載されたFace IDについてのアンケートを実施しています。アンケートはFace IDがTouch IDに置き換わる後継者足りうるかを聞いていますが、63％が「Face IDの性能・精度に満足（Touch IDの後継者としてふさわしい）」と答えています。
確かにFace IDは悪くない
次期iPhoneにTouch IDが画面に組み込まれるか、背面に設置されるか、それとも顔認証を採用してTouch IDが廃止されるか、iPhone X発表前には大きな議論となりました。その時はTouch IDが画面に組み込まれるべきという意見が多かったのですが、技術的な問題から画面内のTouch IDは見送られました。
結局iPhone Xには顔認証（Fouch ID）のみが搭載されたのですが、発売前はその精度について不安視する声も多くありました。ただiPhone X発売後は概ねFace IDを受け入れる意見が目立ちます。そうした意見の総和が「63％の満足」に繋がったと考えられます。ただ63％はそれほど高くない数字なのも事実です。
不便な場合も…
Face IDの顔の認識には癖があります。寝ている時に本人の意思に反してロックが解除されることを防ぐため、目を閉じている状態で顔認証をパスすることはできません。また鼻の頭が隠れていれば、顔の特徴を判別できないためか、ロック解除に失敗します。口元を隠している程度ならロックを解除できるのですが鼻の頭は露出している必要があり、これからのマスクの季節には不便になるでしょう。
また机に置いた状態でロックを解除するにはiPhone Xを覗き込む必要があります。Face IDの設定時に工夫することで覗き込む動きを小さくすることは可能ですが、これもやはり不便です。それ以外では暗くても、横になっていても、仰向けの状態でも素早くロック解除してくれるので満足はしています。読み取り失敗もほとんどないので僕自身はTouch IDと同様の機能・性能だと思っています。