HomePods 来年に発売延期 Appleは他社に遅れを取ってしまうのか?

Appleは12月に発売としていたHomePodの発売を2018年初頭に延期しました。当初から年内はかなり出荷数が少ないと予想されていたため、実質的な影響はあまりないかもしれませんが、他社がスマートスピーカーで先行する状況での遅れは気になります。

Google、Amazonは着々と市場を開拓

2017年に本格化したスマートスピーカー市場は12月のHomePod発売で主要プレイヤーが揃うと思われていました。しかしAppleが発売延期を発表したことで、当面はGoogleAmazonがこの市場の主役となるでしょう。AmazonやGoogleの製品はすでに多くの人の家庭に入り込んでおり、実用段階に達しつつあります。

まだ一般消費者というより、ガジェット好きテクノロジー好きの人たちに普及している段階ですが、Amazonが参入していることで一般層への浸透も時間の問題と考えられます。そこでAppleが出遅れてしまったことはスマートスピーカー市場での主導権争いに大きな影響が出そうです。

スマートスピーカーには興味があるけど、HomePodの発売を待ってから考えよう」という消費者が発売の遅れから他社製品の購入に傾く可能性は大いに考えられます。特にクリスマス・年末商戦に間に合わなかったことでこの傾向が顕著になる懸念もあります。

日本での発売は?

当初からHomePodは12月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売とアナウンスされ、日本を含む他の国での販売は未定という状況でした。今回の発売延期は3か国でHomePodの発売を待っていた消費者には影響があるかもしれませんが、日本の消費者にはほぼ影響しないでしょう(影響があってもわからない)。

僕も最初はHomePodを待とうと思っていたのですが、早くどんなものか試したくて、結局AmazonのEcho dotの招待リクエストを送りました。Echo dotも品薄のようでなかなか注文できない状態なのですが、HomePodの国内発売が遅れれば遅れるほど先行するGoogleやAmazonに追いつくのが難しくなってしまいそうです。