買い物や通信量の支払いなどでドコモのdポイントが貯まる「dカード」でプリペイド方式を採用するす「dカードプリペイド」がApple Payに対応しました。これでau WALLET、ソフトバンクカード、dカードプリペイドの3キャリアが提供するプリペイドカードサービスが全てApple Payに対応したことになります。
iDとしてApple Payに対応
ドコモのdカードプリペイドはApple Payではもちろんと言えばもちろんなのですが、iDとして利用することになります。これはQUICPay+として使うau WALLETと大きな違いとなります。1年間Apple Payを利用してきた体感ですがQUICPay+よりもiDの方が使える場所が多い印象です。特に自動販売機でQUICPay+が使える場所はほとんどなく、逆に電子マネーに対応している自動販売機はiDが使える場合が多いです。
またソフトバンクが提供するプリペイドカードはアプリ内の決済でApple Payが使えないのですが、dカードプリペイドはアプリ内の決済でもApple Payが使えます。SuicaアプリからApple Payでチャージできる他、Apple Watch単体でもWalletアプリを使ってSuicaへのチャージが可能になります。これもdカードプリペイドによるApple Payの大きな特徴といっていいでしょう。
12歳から利用可能
dカードプリペイドはau WALLETと同様に12歳から契約・利用可能であり、子供の時からキャッシュレス決済を経験する世代がこれからどんどん増えることを示唆します。今時の子供たちは中学、高校からスマートフォンを持ち始めることが多いようですが、それと同時にApple Payを使い始めることができます。
そうなれば5年後、10年後、この子供たちが大人になる頃には日本の決済風景は大きく変わっているかもしれません。現金でお小遣いをもらうという習慣もなくなるかもしれません。カード決済に抵抗感を持つ人も減るでしょう。今後、Apple Payが低年齢層を対象とした場所でも使えるようになるかもしれません。dカードプリペイドのApple Pay対応は将来的に楽しみな対応だと考えます。