ソフトバンクはプラチナLTE競争の土俵に上がらないのか?

4月1日からソフトバンクは900MHz帯(いわゆるプラチナバンド)でのLTEサービス(Android端末の他、iPhone 5s/5c, iPad Air, iPad mini Retinaで利用可能)を開始するとアナウンスしていました。ただ既存利用者の移行が終わってからのサービス開始となり、全国一律で開始する訳ではなく、地域限定でのスタートとなるようです。

とはいえ4月1日からサービス開始とも報道(倍速化、900MHz帯は来春――ソフトバンク宮川氏が語るエリア品質)されていたのもの、ソフトバンク側の動きは一切ありません。この記事のインタビューに答えていたソフトバンクモバイルCTOの宮川氏も3Gプラチナバンド開始のときは興奮気味に非常に臨場感のあるツイートをしていたのですが、今回は沈黙です。

もしかしたらプラチナLTE開始直後のエリアはそれほど広くなく、他社との比較では不利になるのかもしれません。ライバルであるKDDIは早々に99%達成を宣伝しており、ドコモも「超LTE」として100Mbpsエリアを4月1日に急拡大させています。そうしたライバルの動きの中でエリア整備途上でアナウンスして「なんだプラチナLTEもたいしたことないな」なんて印象を与えるとプラチナLTEのイメージにも影響が出ることは予想できます。

ソフトバンクの静かさを鑑みると、当面は地道な整備が続くのではないでしょうか。