Netflixが2017年、第4四半期の業績を発表し、同社の好調ぶりが数字となって現れています。iPhone、iPad、Apple TV、Mac、PC、スマーAndroidスマートフォンなどで視聴できる月額定額制動画配信サービス「Netflix」の契約者数は前期比(17年9月末比)で800万人以上増え、合計で1億1,758万人となり、まだまだ同サービスの成長スピードに陰りは見えていません。
高品質なオリジナルコンテンツ
Netflixは既存の映画、ドラマの配信だけでなく自社制作のオリジナルコンテンツの配信も手がけています。昨年には日本のNHKとも共同でコンテンツを制作するなど、世界各地の映像制作会社のと積極的提携でコンテンツの充実を図っています。日本ではこれ以外にもテレビ局と提携して多数のオリジナルコンテンツの配信を手がけて随時配信しているため、通常の映画以外にも常に新しいオリジナルコンテンツを楽しむことができます。
僕もApple TVやiPadでNetflixを楽しんでいます。オリジナルコンテンツがかなりの頻度で追加されていくため、月額料金が高いと感じることはありません。また子供向けのコンテンツも充実していて、子供たちも自分でどの動画を見るか選んで勝手に見てしまうほどです。すでに僕の家族はテレビを見る時間よりもNetflixを見ている時間の方が長くなっている状態です。
Appleの動画にも期待
Netflixは決算発表時にAppleのオリジナル動画についても言及し、Apple Musicでオリジナル動画を配信すれば将来的にNetflixの業績に脅威になると評価しています。確かにApple MusicはNetflixには及ばないものの多くの契約者を集めており、このサービスと高品質なオリジナル動画が組み合わされば魅力的なコンテンツ配信プラットフォームになると考えられます。
まだまだAppleのオリジナル動画は数も少なく、さらに評判もイマイチです。Appleは2017年はたった2シリーズのオリジナル動画しか公開できませんでした。これでは圧倒的にコンテンツ不足です。多種多様な趣味を持つユーザーを常に飽きさせないためにはもっともっと多くの動画を用意する必要があるでしょう。2018年はAppleのオリジナル動画の種類拡大に期待します。