最近、アメリカのApple製品の情報を配信するネットメディアはHomePod一色です。その余波で日本でもHomePodの情報が溢れているのですが、まだ日本では発売日だけでなく、実際に発売されるかどうかすら未定の状態です。まあ日本でいつかは発売されるはずですが、その時期についての情報は全くありません。
「春」はドイツ、フランス
先行販売となったアメリカ、イギリス、オーストラリアに続いてドイツ、フランスでは「春」にHomePodが発売されることが既に発表されています。このことから現在の3カ国以外にも今後販売国が広がっていく方向性なのは確かめられています。またアメリカ、イギリス、オーストラリアにドイツ、フランスは全て少し前のiPhoneの先行販売国でもあります。
既に販売されている国、販売が予定されている国を見ると、Appleが重視する市場に優先的にHomePodが投入されていると考えて良さそうです。そして日本もiPhoneの先行販売国であり、Appleにとって重要な市場であることは間違いありません。そう遠くない将来、HomePodが販売される日が来るのは確実でしょう。しかし「春」のリストに入っていないことから、日本での発売は「夏」以降になると考えられます。
それ以降でHomePodの発売のタイミングとなりそうなのは、iOS 12のリリース(HomePodのソフトウェア的なバージョンアップ)時です。今年も「秋」にiOS 12が登場すると思われますが、そのタイミングでHomePodのステレオ機能などが解放され、さらに日本語などにも対応する。そんなスケジュールが有力だと考えます。
遅れは言語的な問題か
HomePodの一次販売国は全て英語圏の国々です。少し遅れて発売されるドイツ、フランスで話される言語も英語とそれほど遠くないとされます。しかし日本語はこれら言語と構文から発音など、ほぼ全てで根本的に異なっており、日本語向けのSiriのチューンナップに時間がかかっているのかもしれません。
またカナダもiPhoneの一次販売国で英語が公用語のため、HomePodが早々に発売されても良さそうなのですが、まだ発売は未定です。カナダでは英語と同時にフランス語も公用語として話されており、Siriが2つの言語を常にスタンバイすることが難しいためHomePodの発売が遅れているという可能性は十分に考えられます。いずれにせよ、英語以外の言語でSiriがうまく使えるようになるには時間がかかるのでしょう。