Appleがハイエンドヘッドホンを開発していると少し前にニュースになりました。そのハイエンドヘッドホンはノイズキャンセリング機能を搭載するとの情報が出てきており、秋に発表、年末にも発売と言われるスケジュールに沿って具体的な動きがあることは確実な状況です。ただAppleはヘッドフォンの開発で技術的な壁にぶつかっているとも同時に報じられています。（Bloomberg sources back report of high-end Apple headphones, says ‘problems’ with the design）
再生中もSiriを起動可能に？
ハイエンドヘッドホンはノイズキャンセリング機能を搭載するだけでなく、AirPodsと同様に簡単にペアリング可能な機能を搭載し、またHomePodに搭載されたのと同様の機能（おそらくノイズキャンセリングマイク）を搭載するとしています。このマイクが搭載されることで、音楽再生中や雑踏の中でも「Hey, Siri」でSiriの起動が可能になると考えられます。
アメリカのネットメディアはこのハイエンドヘッドホンの価格を、搭載される機能、他社製品の価格などを考慮して350〜450ドル程度になると予想しています。ハイエンドとはいえ、オーディオファン向けというよりも日常で音楽を楽しむユーザー向けなので、この予想価格帯は妥当な線だと思います（高いですが）。
開発は順調ではない
しかしBloombergに情報を提供した関係者によると、ヘッドホン開発は技術的な壁にぶつかり、何度も再設計を余儀無くされる状態が1年ほど続いているとしています。このため年末とも言われるの製品化を前にヘッドホン開発自体が中止、もしくは長期の延期となる可能性もあるとしています。ちなみにこの技術的な課題はHomePodの販売延期に繋がった課題と同一（Siriの聞き取り性能？）とも言われています。
4万円程度のヘッドホンは大ヒットしたAirPodsほどは気軽に買える値段ではありませんが、もし発売されればぜひ欲しい商品の一つになりそうです。これまでのワイヤレスヘッドホンには無い、何かAppleらしい機能を付け加えて発売されることにも期待したいです。そのためにも順調な開発の進行を願うばかりです。