なぜiOS 11.3.1ではなく、iOS 11.4なのか?

Appleは日本時間の4月17日未明、iOS 11.4 beta 2を開発者とベータテスター向けに公開しています。教育イベントで発表されたClassKitiOS 11.4から使えるとされている以外、特に目立った変化はありません。ではなぜiOS 11.3.1ではなく、iOS 11.4なのでしょうか。

HomePodステレオ機能は削除

iOS 11.4の最初のベータ版に含まれていた新機能はClassKitへの対応iCloudメッセージAirPlay 2HomePodのステレオ機能とそれなりにあるのですが、iOS 11.4としてリリースするほど大幅な更新という感じではありません。しかもiOS 11.4 beta 2ではステレオ機能が削除されるなど、正式版としてリリースされるiOS 11.4に多数の新機能が盛り込まれる感じではなさそうです。

この程度の更新ならiOS 11.3.1でよかった気もします。もしかしたらここから何か大きな追加があるのかもしれません。前回、iOSが「x.4」まで更新されたのはiOS 8.4でしたが、この時はApple Musicのサービス開始に合わせた更新でした。今回のiOS 11.4もこのくらい大きなサービスの開始に関連していればいいのですが。

WWDCで何か出てくるか?

現時点でまもなくApple Musicのような大きなサービスが開始されるという情報はありません。ただまだベータ版にもないような、比較的大きなサービスや機能がiOS 11.4で追加されるとすれば、6月に開催されるWWDCで発表され、その直後にiOS 11.4が一般公開されるという流れもありそうです。

新たに追加されるのはApple MusicやiCloudの機能拡充なのか、それとも全く想像もしていなかったサービス、新機能なのか。期待して待ちたいと思います。もちろん、iOS 11.4は小幅なアップデートだけで終わって、何事もなくiOS 12に話題が移っていく可能性はあります。どうなるのでしょうか。