日経新聞がネット版で「KDDI、営業増益10%超7300億円以上 15年3月期」という記事を配信しています。取材に応えた副社長によるとどうもKDDIの業績が好調で今期の利益に余裕があり、3月までのキャッシュバックを厚くするようです。こうして今期中に前倒しでユーザーを獲得しておいて、来期の販促費を抑えて増益を確保したいという意図があると説明されています。
ただでさえ3月末に向けてキャッシュバックが増える時期なのに、さらに上乗せするのでしょうか。既に適切じゃないとの指摘も出ているキャッシュバックですが、一線を突き抜けていくのでしょうか。キャッシュバックに関しては既存ユーザーの僕には全くメリットがなく、繰り返されるキャッシュバック祭りにを冷ややかに見ています。
競争の主戦場が月額料金やサービスの質ではなく、キャッシュバックの額になるのは通信会社としても不本意なはずです。なんとか、上手く競争環境を転換して本質的な競争に持ち込んでもらいたいところです。発売直後にiPhoneを定価で購入した人たちが今の価格設定を見てどう思うか、もう一度通信キャリアには考えていただきたいです。
KDDIの株価は報道と株式市場の活況を反映して堅調に推移しています。