ソフトバンクの障害はいろいろ残念だった

1月9日の午後にソフトバンクのiPhone, iPadの一部が繋がりにくくなる障害がありました。Twitterでも障害発生直後から多くのつぶやきが投稿されており、影響は夕方頃まで長引いたようです。

しかしソフトバンクの公式発表は15時37分に復旧とされており「重大事故」には該当しないという判断のようです。公式発表とは裏腹にユーザーへの影響はその後も続いており、どういう基準で「復旧」としたのかも知りたいところではあります。なにか端末の復旧に操作が必要だったのかもしれませんが、その辺の告知も無いままでした。

そして一番残念なのは「重大事故」とならなかったことで今回の障害原因や影響範囲、復帰手順などが公表されず、おそらく通信事業間でも情報が共有されないことです。通信インフラ全体の安定性を増す意味で、障害の原因や対応を共有して欲しかったです。ユーザーも今回の障害が偶発的なものなのか、それとも根本的な問題があるものなのかを知りたいという人も多いと思います。

無自己記録(13年9月時点)

ソフトバンクはこれまで長く障害を起こしてこなかったことを宣伝に使っていました。もちろんこの無事故記録はかなり評価できますが、その宣伝ができなくなることを恐れて障害時間を短く見積もったのか、とも勘ぐりたくなります。次の決算発表で再び「無事故」を誇るようであれば、ソフトバンクは今回の障害、さらには同社の障害への対応に関する情報をつまびらかにする必要があると考えます。