Amazonはアメリカで12月17日にもEchoシリーズでApple Musicの再生が可能になると発表しました。これまでApple Musicを音声操作で再生できるスマートスピーカーがなかったのでHomePodに一定の価値があったのですが、これで敢えてHomePodを買う必要性があまりなくなってきました。
Bluetooth接続でスピーカーから再生
僕はEcho dotとSpotifyを組み合わせて使っているのですが、内蔵スピーカーの音質は音楽を聴く水準には達していません。なのでBluetoothで外部のスピーカーに繋いで使っています。一度設定してしまえばスピーカーとEcho dotは自動で接続してくれるのですが、たまに接続が悪くなることがあり、その時は再接続が必要です。面倒と言えば面倒なのですが、これで音声操作で音楽の再生が可能になるのは非常に便利です。
Spotifyにも不満はないのですがAppleファンとしてはApple Musicを使いたいという気持ちがずっとありまあす。なのでHomePodが日本でも発売になれば、HomePod + Apple Musicで快適な音楽再生環境をと思っていました。しかしEcho dotがApple Musicの再生に対応すれば話は変わってきます。わざわざ何万円も払ってHomePodを買わなくても、ほぼ同等の音楽再生環境がすぐにできてしまいます。
Hey, Siriの便利さ
HomePodは発売当初からApple Musicの再生専用機と捉えるユーザーが多くいました。しかしiOS 12に搭載されたSiriショートカットの使い方によっては音楽再生専用から一歩も二歩も進んだ使い方ができるようになりました。Siriショートカットとショートカットアプリを組み合わせることで、短いコマンドをSiriに伝えるだけで多くのタスクを一度にこなしてくれたり、複数のタスクを組み合わせて結果を出力してくれたり、工夫次第で便利に使える可能性を秘めています。
そのSiri利用の中心にHomePodを置くなら、まだHomePodにも価値はあります。しかし自分も含めて多くの人はショートカットアプリをカスタマイズしたり工夫したりして複雑には使いこなしていません。Apple Musicの音声コントロールで必ずしも必要でなくなってしまった今、HomePodを買うか、買わないか、Appleに試されているような気がします。