iPhone 7のイヤホンジャック廃止は確定的か 影響と反発は大きそう

iPhone 7のケースとされるリーク画像が早くも出てきました。本物だとしても試作段階のものだと思われますが、そのケースにはイヤホンプラグのための穴はありません。iPhone 7でのイヤホンジャック廃止は既定事実になりつつあります。

— OnLeaks (@OnLeaks) 2016, 3月 9

周辺機器への影響は大きそう

DockコネクタがLightningコネクタに変わった時も大騒ぎでした。既存の充電器が使えなくなり、オーディオ機器との接続も不可能になったものもありました。しかしイヤフォンジャックの廃止はそれ以上のインパクトがありそうです。

現在、大量のイヤフォン・ヘッドフォンが流通していますが、その多くがiPhoneでも採用されている3.5mmイヤフォンジャックに対応したものです。このイヤフォン・ヘッドフォンが変換コネクタなしで使えなくなります。お気に入りのイヤフォン使うなら、荷物が増える上に他の端末で使うときには変換コネクタの抜き差しが必要になり面倒が増します。

またLightning対応のイヤホンがオーディオメーカーから多数販売されるとも思えません。他社製品を使うなら既存製品だけでなく、最新のイヤホンでも変換コネクタが必要になりそうです。音質やイヤホンのフィット感にこだわるユーザーにとって悩ましいところだと思います。

Bluetoothイヤホン移行へのきっかけに

イヤホンジャック廃止と同時にAppleはBluetoothイヤホンを販売するとも噂されています。Bluetoothイヤホンならイヤホンジャックがあろうがなかろうが関係ありません。心配されている充電中のイヤホン利用も問題なくできます。iPhone 7のイヤホンジャック廃止は多くの人にとってBluetoothイヤホンへの移行のきっかけになりそうです。

しかしBluetoothイヤホンにも欠点がないわけではありません。音声再生では若干の遅延があり、画面と音がほんの少しずれてしまいます。それは避けられません。またバッテリーの持続時間はそれほど長くなく、長時間音楽を聴く人は頻繁に充電しなくてはいけません。Bluetoothイヤホンにはこのような不便さもあり、iPhone 7のイヤホンジャック廃止は大きな論争になりそうです。