Amazon ダッシュボタンの販売終了 便利だっただけに残念

Amazonはボタンを押すだけで商品の注文ができるAmazon ダッシュボタンの販売を2月いっぱいで終了しました。iPhoneでは実現できない、動作一つで注文が完了する便利なデバイスだっただけに少し残念ではあります。

Alexaが代替できるか?

ダッシュボタンは「押すだけ」で注文が完了するだけでなく、自宅のWi-Fi圏内ならどこにでも設置できりるメリットがあります。私はトイレットペーパーを買うダッシュボタンはトイレに、ティッシュやシャンプー、リンスのダッシュボタンもそれぞれのストック場所に設置しています。「あ、なくなりそう」と思ったらすぐに押せる(そして注文が完了する)、ダッシュボタンにはそんな便利さがありました。

スマートフォンでこれを再現しようとしても、「なくなりそう」と思ってからスマートフォンの場所に移動、画面のロックを解除して、Amazonのアプリを開いて、商品を探して注文と煩わしいステップを踏むことになります。ダッシュボタンでしか実現できない便利さがあっただけに、その販売終了は非常に残念です。

ちなみにAmazonはダッシュボタンの販売終了について、スマートスピーカー(Alexa搭載デバイス)の発展で、ダッシュボタンの必要性が薄れたためと説明しています。しかしまだスマートスピーカーにもダッシュボタンの便利さを再現するだけの実力はない気がします。

IoTボタンは販売継続

Amazon ダッシュボタンは単に登録されたAmazonの商品を注文するだけでなく、少し知識が必要ですがボタンを押すことで、様々な動作のトリガーとすることができるデバイスでもありました。例えば、ボタンを押すと定型文をTwitterに投稿する、薬を飲んだ記録をスプレッドシートにつける、ライトをつけるなどが可能であり、IoTボタンとして便利に使っている人も多くいます。

このIoTボタンはまだAmazonで販売されています。こちらの販売は当面続くのかもしれませんが、いつ販売が終了してもおかしくはありません。興味のある人は早めに購入しておいたほうがいいかもしれません。Amazonへのリンク→【AWS IoT エンタープライズボタン – IoT をシンプルに。