Appleはアメリカ、カナダでPowerbeats Proの予約受付を開始しました。受け付け開始直後に3-4週待ちと表示され、現時点では6月4日-18日に配送と表記されており、Powerbeats Proを待ち望んだ人が多かったことが示唆されます。
製造が追いつかない？
Powerbeats ProはAirPods（第2世代）と同様にH1チップを搭載し、素早いペアリングや低遅延を実現しているだけでなく、AirPods（第2世代）よりも高音質とされており、AirPods（第1世代）からの買い替え需要も含めて人気になると予想されていました。その人気が予約開始直後の在庫状況に現れた形です。またPowerbeats Proは需要に応えるだけの供給体制が整っていない可能性も高そう。
北米以外では6月発売とされていますが、このように販売地域を徐々に広げるのも製造体制が整っていないケースでよく見られます。さらにカラーバリエーションが用意されているにも関わらず、昨日から始まった予約では「ブラック」しかオーダーできません。色を限定した販売も製造数の少なさを示唆しています。同じくH1チップを搭載したAirPods（第2世代）も品薄が続いており、このチップの製造が間に合っていない可能性もありそうです。
日本でも品薄必至か？
Powerbeats Proは日本では6月に発売になると報じられています。その時には一定の製造体制が整うと考えられますが、それでも他の国への供給もあるので、国内の販売店で品薄となる確率は高そうです。夏には他の色の販売も控えており、その頃には品薄の解消も見込まれますが、発売当初はアメリカやカナダと同じく1カ月待ちくらいは覚悟したほうがいいかもしれません。
おそらく今週末から来週にかけて、AppleからPowerbeats Proを提供されたメディアによる先行レビューが公開されるでしょう。その評価次第ではさらに人気が高まる可能性もあります。AirPodsの時ほどではないと思われますが、Powerbeats Proも簡単に買えるようになるには時間が必要になる気がします。