watchOS 6にはApple Watchの周囲の騒音を測定する機能がついています。機能をONにすれば自動で測定し、健康に害があるレベルの騒音に晒されると通知される仕組みになっています。またアプリを起動することで現在の周囲の騒音レベルがわかるようになっています。
測定は比較的正確
Apple Watchの騒音測定機能はwatchOS 6の新機能の一つとして搭載されました。バグの修正が続けられていたベータ版からこの機能が使えたため、ネットメディアでは比較的早い段階で騒音測定機能を検証していました。結果は専用機材で測定した場合と大きな差はなく比較的正確に騒音を測定できると評価されています。
私もwatchOS 6をダウンロードしてから何度か騒音測定アプリを起動していますが、騒音の目安となる周囲の環境と整合性の取れた測定結果が得られています。基本的に静かな部屋でしか測定していないのですが、外で雨音がするときは本当に静かな時に比べて騒音レベルが高く、しっかりと測定されていることがわかりました。
なお騒音測定器メーカーが示す騒音の目安は以下の通りです。100db以上の環境に長く居続けると健康に問題が発生するとされているようです。(騒音値の基準と目安)
きわめてうるさい
120db ・ジェット(飛行機)エンジンの近く
110db ・自動車のクラクション(2m)
100db ・電車が通るときのガード下
・液圧プレス(1m)
うるさくて我慢できない
90db ・犬の鳴き声(5m)
・騒々しい工場の中
・カラオケ(店内中央)
・ブルドーザー(5m)
80db ・地下鉄の車内
・電車の車内
・ピアノ(1m)
・布団たたき(1.5m)
・麻雀牌をかき混ぜる音(1m)
うるさい
70db ・騒々しい事務所の中
・騒々しい街頭
・セミの鳴き声(2m)
・やかんの沸騰音(1m)
非常に大きく聞こえうるさい
60db ・静かな乗用車
・普通の会話
・洗濯機(1m)
・掃除機(1m)
・テレビ(1m)
・トイレ(洗浄音)
・アイドリング(2m)
普通
50db ・静かな事務所
・家庭用クーラー(室外機)
・換気扇(1m)
聞こえる
40db ・市内の深夜
・図書館
・静かな住宅地の昼
静か
30db ・郊外の深夜
・ささやき声
ほとんど聞こえない
20db ・ささやき
・木の葉のふれあう音