iPhone5cを買った今でもiPhone5のLTEエリアが気になる

auのiPhone 5cとiPhone 5ではLTEエリアに大きな違いがあります。東京23区内が生活圏ならほぼiPhone 5でも不便はありませんが、屋内や電波の弱い場所で粘り強くLTEをキャッチするiPhone 5c(プラチナバンドのLTE)の性能には驚かされることもあります。

ただ、iPhone 5発売から1年間ずっとLTEの成長を見守ってきた僕は未だにiPhone 5のLTE(Band1)エリアが気になります。ほぼ完成しつつあるiPhone 5s/5cで使えるLTE (Band18)よりも、まだ成長続けるBand1のLTEのほうが見ていて楽しい、という理由もあると思います。

ちなみにBand1の実人口カバー率は9月末時点で77%にまで向上しているとのことです。エリアは着実に広がっていて、来年3月末の80%台半ばという目標もクリアできそうな気配です。80%台半ばとなれば市町村のうち「市」の多くのエリア、「町」の中心部がカバーされるレベルでしょう。

さらにBand1で注目すべきは100Mbpsエリアの広がりです。Band18では最大でも75Mbpsなので、ドコモが注力する高速化に対抗できるのはBand1だけです。現時点でauの100Mbpsエリアは公表されているだけで(8月末時点)約1,600地点、基地局免許数(9月14日時点)は約4,600まで拡大しています。免許数は着実に増えているので年末頃には「エリア」といえる規模にまで拡大すると予想します。

近畿地方の100Mbps対応地域

iPhone 5cに機種変更してからBand1の状況が見えづらくなったのですが、これからもKDDIの発表や免許情報は注視していきたいと思っています。