iPad Air 4のTouch IDは電源ボタンに搭載、不便そうだけど大丈夫?

iPad Air 4がまもなく発表されるとの情報が多く出回り、中にはiPad Air 4の説明書が流出したとしてその画像を公開しているケースもあります。その噂によるとiPad Air 4はベゼルレス(ホームボタン廃止)となるものの、Face IDは搭載せず、電源ボタンにTouch IDを搭載するようです。しかし電源ボタンにTouch IDは少し不便な気もします。

ボタンが遠い

iPhoneのロック解除の大半がFace IDに起き変わった今でもiPad mini、iPad Airには引き続きホームボタンのTouch IDが継続して採用されています。このTouch IDのセンサーの場所が電源ボタンに変更されると噂されています。しかし電源ボタンでの認証は少し不便に感じます。Face IDでの認証に慣れてしまうとホームボタンに指をタッチするのも面倒になるのですが、それがさらにボタンの場所が遠い電源ボタンになるのは利便性の面から考えて不自然です。

iPadを横に持っていれば左手の人差し指をピンと伸ばして指紋を読み取らせることになるのでしょうか。そうなれば保持が甘くなり、落としてしまう可能性もあります。ホームボタン上のセンサーなら右手の親指をずらすだけでセンサーをタッチできるので、面倒なのは確かですが保持に問題はありません。またカバーをつけていれば、カバーと干渉してタッチが甘くなりセンサーの感度が落ちそうな気もします。

電源ボタンへのTouch IDセンサー搭載はiPadの実際の利用を考えると少し不自然な感じがします。ちなみにこの噂は確定的な情報をもとにしているわけではなく、信憑性はそれほど高くないと考えられています。

Touch IDの復権

Face IDが最初にiPhone Xに搭載された頃からマスク着用時の不便さが指摘されていました。その頃は体調の悪い人の一部花粉症の季節など多くの人が常に困る問題ではなかったので、便利な生体認証としてFace IDは受け入れられてきました。しかし今は状況が大きく変わり、マスクを常にしていることが多くなっています。多くの人がFace IDがほぼ使い物にならない状態でiPhoneを操作するようになっています。

そこでTouch IDを見直す動きが出てくるのは当然の流れかもしれません。なので今後もiPad AirやiPad miniがTouch IDを存続させ、Face IDに移行しない可能性はありますが、基本的にはFace IDを採用する流れなのは確かなはずです。そこをAppleがどう判断するか、そのことを含めてiPad Air 4の発表が楽しみになってきました