Apple Watchの睡眠追跡機能を少し使った印象

Apple WatchはwatchOS 7をインストールすることで標準機能として睡眠追跡機能が使えるようになります。寝る前に特定のアプリを起動したり、スタートボタンを押したり、そうした操作なしに睡眠追跡ができるので他社製のアプリに比べて使いやすいとも言えます。そんな睡眠追跡機能を少し使ってみた印象を書いていきます。

標準的な追跡のみ

Apple Watchでの睡眠追跡機能は基本的に寝ている、寝ていないしか判定しません。その睡眠時間の合計と、事前に設定しておいた目標にどれだけ足りていないか、どれだけ足りていたかが後からわかる仕組みになっています。また睡眠中にも心拍数を測り、その推移も合わせて確かめられるのですが他社製アプリに比べて確認できるデータは少ないのは確かです。

私が使っていたSleep Cycleは睡眠時間以外にもモーションセンサーで動きを検知し、眠りの深さも測ってくれます(上のグラフが睡眠の深浅ですが、実感と一致していて正確です)。さらにこの眠りの深さをもとに、起床にぴったりなタイミングでアラーム(音または振動)で起こしてくれます。また有料会員向けにイビキを検出してくれる機能もついていて、本格的な睡眠追跡が可能になっています。

寝る前にApple Watchを装着するだけで睡眠追跡機能が使えるのは便利ですが、その他の部分では他社製の睡眠追跡アプリに見劣りする部分が目立ちます。

習慣化が必須

watchOS 7をインストールしてから毎日睡眠追跡機能を使おうと考えていたのですが、深夜までオンライン飲み会をした土曜日は深めに酔っ払ったのでApple Watchを外して寝ました(夜間の充電も忘れました)。翌日はバッテリー残量が少なくて睡眠追跡ができなかったのでこの2日はiPhoneの操作時間を参考に睡眠時間が記録されています。

睡眠追跡が習慣化すればこのようなミスは起こらないのかもしれませんが、私の場合はまだまだ習慣化には至りません。アクティビティリングやバッジのようなものがあれば、睡眠追跡へのモチベーションも上がって習慣化できるかもしれないです。健康のためというより、Apple Watchで活動を全て記録できれば、という興味で睡眠追跡を続けているのですが、なかなか難しいところもあります。