この1年auのiPhone向けLTEはどこまで進化したか

遂に次期iPhoneの発表イベントが告知され、iPhone 5も旧機種となってしまうのでしょう。auのiPhone 5でも鳴り物入りで導入されたLTEでしたが、当初は穴だらけでした。それが1年でどう変わったのでしょうか。

1年前はこのアプリでした

ちょうどiPhone 5発売直後にその状況を調べたのをブログ記事(auのLTEエリア 中央線−横浜線−東海道線)にしていたので、少し前(8月29日)に同じルートをたどってそれと比べてみました。

1年前は中央線では阿佐ヶ谷より西で殆どLTEとならず、東小金井、武蔵小金井付近で散発的にLTEを拾う程度でした。それが今では全区間でLTEで、国分寺周辺、八王子周辺で散発的に出はありますが10MHzのLTEを受信するようになっていました。

続いて横浜線(八王子−横浜)ですが、1年前は殆どLTEになりませんでしたが、こちらもいまではトンネル区間、線路の周りの土手や駅の建物が電波を遮蔽していると思われる場所以外は全てLTEとなっていました。そして路線の半分くらいは10MHzのLTEとなっていました。電波は着実に改善し、エリアは完成に近づいていると言っていいでしょう。

続いて東海道線〜中央線(横浜−東京−新宿)ですが、こちらも1年前は非常に不安定なLTEでしたが、1年で状況は大きく変わりました。3Gになることもなく、完全にLTEでエリア化されているという状態です。ただこの区間は全て5MHzエリアで、今後の改善が待たれる場所でもあります。

改めて見返してみると、今の状況に慣れたせいか、1年前のLTEの状況がこれほど酷かったのか、と驚いている次第です。逆に言えばよく一年でここまでエリアが整備されたという印象です。iPhone 5Sが800MHzのLTEに対応すればエリアは完成してしまうのかもしれませんが、案外、穴だらけのLTEエリアが徐々によくなっていくのを体感するのも楽しかった気もします。