AirPods
AirTagより期待できる
「探す」アプリは自分や家族のApple製品(iPhone、iPad、Apple Watch、AirPodsなど)の位置を知らせてくれるアプリです。探しているデバイスが単独でインターネットに接続できる場合は現在地を知らせてくれ、できないデバイスは最後にiPhoneなどと接続された場所(インターネットに接続された場所)が表示されます。
この「探す」アプリが他社製品にも開放されます。対応はAppleが認定した製品に限られるのですが、その認定は昨年6月から始まっています。そして先日からオンラインイベントとして開催されているCESでも認定された複数の製品が発表されています。
Appleはこれとは別に紛失防止タグ「AirTag」を開発中とされているのですが、こちらは具体的な形がまだ見えてきていません。何らかの理由で開発・発表が遅れているとも言われており、現状であまり期待できない状態です。対して「探す」アプリ対応の他者製品はいろいろな種類が発表されると予想され、大いに期待できそうです。
用途に応じて
紛失防止タグは多様な用途が想定されます。鍵につけるタグ、ペットにつけるタグ、自転車につけるタグ、鞄や財布に入れておくタグなど用途によってサイズや仕様(形状、バッテリー持続性能や防水の有無など)が細かく異なることになります。それらを全てAppleがAirTagでカバーするとは考えられず、必然的に他社製品に期待することになります。
多種多様な紛失防止タグが各メーカーごとのアプリではなく、「探す」アプリで一元的に管理できるようになれば便利なのは間違いありません。AirTagの登場よりも「探す」アプリの他社製品への解放の方がユーザーにとってメリットが大きいと考えます。