Apple Watch Series 4から搭載されている心電図記録機能がwatchOS 7.3でようやく日本でも使えるようになりました。さっそくこの機能を使ってみましたが、想像していたより簡単に心電図が記録できます。
診断は医師が行う
watchOS 7.3をApple Watch Series4,5,6にインストールすることでApple Watchで心電図の記録が可能になります(Apple Watch SEは非対応)。操作は簡単で最初にiPhoneのヘルスケアアプリで設定を行い、Apple Watchで心電図appを起動させます。
起動後にデジタルクラウン(竜頭)に指をタッチさせて30秒間待ちます。この時腕が動かないように机や膝の上に置くことが推奨されています。30秒後に心電図のタイプによって簡単に分類されます。「洞調律」とされれば、測定中の心電図上に異常がないことを意味します。
「心房細動」に分類された場合は心拍が記録されたことを意味し、これまでに心房細動と診断されたことがない人は医師にかかることが推奨されます。「高心拍数または低心拍数」は心拍数が高すぎ(低すぎ)てアプリの心房細動チェックがうまく機能しなかった時に表示されます。
いずれにせよ、体に不調を感じた場合は医師の診断が必要であり、その時にApple Watchで記録した心電図を医師に見せることで診断の参考にしてもらうことが可能です。
ちなみに記録された心電図はヘルスケアアプリ内の「心臓」→「心電図」と進み、医師に見せたい心電図を選択して「医師に渡すためにPDFを書き出す」をタップすれば心電図がPDF化されて表示されます。このPDFをメールで送信、もしくはプリントアウトして医師に見せて診断を仰ぐことになります。