AppleはHomePod(初代)の販売を在庫がなくなり次第終了します。2017年にアメリカ、カナダ、イギリスで発売され、日本では2019年に販売が始まったHomePodですが、比較的早い段階での販売終了となります。
HomePod miniだけで大丈夫?
HomePod(初代)が販売終了となった背景には、HomePodの販売不振と昨年発売されたHomePod miniの好調な売れ行きがあるのは確かです。多くのユーザーは1台3万2,800円(税抜き)のスマートスピーカーより1台1万800円の低価格モデルを選択しました。Appleはこうした売れ行きを製品戦略に反映した結果として、HomePodの販売を終了するのでしょう。
ただ高音質、高性能なスマートスピーカーへの需要は一定数あるのは確かです。HomePod miniの音質も高評価を得ているのですが、多くの場合で「価格の割には」という文言が入ります。HomePod miniの小さなスピーカーでは限界があるのは確かです。またHomePodに搭載されていた空間認識を行い、自動で音を調節する機能などはHomePod miniでは省略されています。
そのためAppleのスマートスピーカーがHomePod miniだけになってしまうのは少し不安です。HomePodで音楽を楽しんでいたユーザーやHomePod miniを購入してさらにいい音質を求めるようになったユーザー向けに、高音質で高機能なスマートスピーカーを製品群に揃えておくべきだと考えます。次期モデルとしてHomePod Proが出ればいいのですが、近いうちに発表されることに期待したいです。