Appleの紛失防止タグ(AirTag)は本当に発表されるのか?

Appleは紛失防止タグを開発中とされており、その名称は「AirTag」になる。既成事実のように噂は流れていますが、本当にこの製品は発表されるのでしょうか

イベントなし

Appleが23日(日本時間24日未明)にイベントを開催し、そこでAirTagが発表される。この情報も多くの事情通がSNSなどで発信していましたが、結局イベントは開催されず、AirTagの発表も宙に浮いた状態です。iOS 14.5の記述から「探す」アプリが大幅にアップデートされてカバンや鍵、財布、自転車などの追跡にも対応することは確認されており、iOS 14.5の公開に合わせてAirTagが発表されるのは理にかなっていました。

しかしイベントがなかった以上、iOS 14.5のタイミングでAirTagが発表されるとしたらWebサイト上での発表になります。確かに新モデルの発表などはWebサイトの更新(Apple Online Storeの更新)のみということもあるのですが、Appleにとって全く新しい製品の発表をWebサイトの更新だけで済ませることはあまり考えられません。近日中のAirTagの発表について少し疑問符がついてしましす。

そもそもAppleはAirTagの開発して独自の製品を販売するよりも、サードパーティー製の紛失防止タグの「探す」アプリへの対応に注力している可能性はあります。多種多様な形状のアイテムに取り付けることになる紛失防止タグをAppleが一つ一つ開発して販売するよりも、多数のメーカーが各社の特色を活かした製品を販売し、Appleはそれを認定することで「探す」アプリで使えるようにする方が合理的なのは確かです。

AirTag、本当に開発が進んでいるのでしょうか?