今年の9月と予想されているiPhone 13の発表イベントがオンライン開催となる可能性が高いとアメリカのメディアが報じています。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くのイベントがオンライン開催となる中で、その影響がまだこの秋までは続くことになりそうです。
オンラインイベントの良さ
大きなホールに世界各国からメディア関係者を招待する形で開催されてきた新型iPhoneの発表イベントですが、2020年からはオンラインイベントに切り替えられています。そして2021年もオンライン開催となるとアメリカのメディアが報じています。iPhoneの発表以外のAppleのイベントも全てオンライン開催となっており、すでに多くのユーザーはオンラインイベントに慣れてきたのですが、従来型のイベントが恋しくなってきたのも事実です。
オンラインイベントだと、プレゼンテーターが観客の反応がわからないという不便さもあるかもしれませんが、発表イベントとして過不足のない内容とできるメリットもあるでしょう。観客の盛り上がりを意識した演出は省略され、また伝えたいことをテンポよく重点的に発表できるようになった印象です。私もオンラインイベントのこのテンポのよさは気に入っています。
ただイベント独特の高揚感というか盛り上がりに欠けるのは否めません。イベント後に実機に触れた記者の第一印象も新製品の出来を判断するいい材料になるのですが、オンラインイベントではこれもできません。メリット、デメリットがあるのは当然ですが、もし従来型のイベントに戻ったとしても、オンラインの良さを引き継ぐ工夫があればなと思います。