au LTE、東京の地下鉄で地味にパワーアップ

地下鉄でのLTE補足率が高い(MMD研究所調べ)、と調査結果の出たauのLTEですが、現在はこの調査時点よりも地味にパワーアップしています。

大江戸線の1月調査結果
auでも速いのは下の方の駅
(10MHz幅で整備済み)

僕は大江戸線をよく使うのですが、駅間でもLTEが使えるのが環状部分で、それ以外は駅でしか使えません。これは未だに変わらないのですが、駅や駅間でのLTEが速くなっています。

もともと地下鉄は設備の関係で5MHz幅なら下り最大18.75Mbpsとなってしまいます。つい最近まで大江戸線の駅間や多くの駅でもこの規格でLTEが整備され、実測でも12Mbps程度となっていました。MMD研究所の調査(1月9日〜21日時点)でも、測定結果から大江戸線では新江古田〜光が丘の5駅を除いて、23駅は5MHz幅だと推計されます。

これがここ数日で殆どの場所で10MHz幅(下り最大37.5Mbps)へと更新されています。そのため実測でも20〜25Mbps程度が走行中でも可能になるなど、地味にパワーアップしています。確認したところでは一部の駅で5MHz幅が残る程度です。先日のiOS6.1へのアップデートでトラフィックの整理が進んだためでしょうか。ようやく10MHz幅が広がり始めているのかもしれません。

ただ、地下鉄路線内や駅は空間内の電波の制御が比較的簡単で、また人の移動も予測がつきやすい環境と言われています。そのため10MHz幅への移行が比較的簡単に進んだとも考えられます。