日本のiPhone販売台数は公表されない、という暗黙の了解があります。しかしアメリカでは通信キャリアの決算報告で決まってiPhoneの販売台数が報告されています。アメリカで最初にiPhoneを扱い始めたAT&Tももちろん発表しています。
その報告（Bloombergの記事）によるとAT&Tは12年の10月から12月の3ヶ月で840万台(訂正860万台が正しいです)のiPhoneを販売したようです。日本のKDDIとソフトバンク、あわせても同期間に200万台程度の販売ではないかと予想（auのLTE端末が180万台と障害報告にあり、販売比率からiPhoneが80万台程度、ソフトバンクがその1.5倍売ってるとして推計）していますが、やっぱり桁が違います。
これだけ売れればAT&TのLTE（上がりと下りの周波数が離れている特殊なバンド）に合わせた特別モデルを作ってもらえるのも納得です。ソフトバンクがスプリントの買収を通してAppleへの発言権を高める、とも言われていますが、まだまだその勢力は弱いのではないでしょうか。なにしろAT&TとVerizonという2強の存在が大き過ぎます。