Appleの株価は再び120ドルを目指すのか

Appleの株価が低迷しています。ここ数日100ドル近辺で推移していいて、一時期120ドルを超え、Apple一社の時価総額がロシアの上場企業全社の時価総額を上回るまでに株価が上がっていた時期に比べて陰りが出ています。

株価低迷の原因は幾つか考えられます。まずは中国経済への不信感です。中国の経済は成長速度を遅くしており、その影響がAppleの売上にも及ぶのではないかと懸念されています。ここ数年、Appleの成長は中国市場の拡大を受けたものでした。影響は避けられないとの見方が多いようです。

そしてiPhoneの販売台数低迷の噂です。2015年10月から12月は初めて前年の販売台数を下回るのではないかと危惧されています。そうした危惧もApple株下落の背景にあると思われます。

こうした不安や危惧に対してAppleがどう回答するのか、2016年度第1四半期の決算発表が日本時間の27日午前7時に始まります。そこでのApple幹部の発言次第では株価は上昇に転じるかもしれません。しかし不安が残るままだと、当面はこの水準での推移になる可能性も考えられます。