今の円高、どこまで行けばApple製品の価格に反映される?

年明けから株価が下落するとともに円相場も円高へと振れています。去年の12月には122円前後だったものが、一時116円台をつけ、13日午後は118円前半付近で推移しています。数日で急ピッチに円高が進んだわけですが、この変動はApple製品の販売価格やApp Storeでのアプリ価格に反映されるのでしょうか?

App Storeのアプリ価格(アプリ内課金の課金単位)は簡単には変更されません。5円、10円単位の変動で価格が改定されることはなく、15円〜20円変化して初めて価格改定に至ります。さらに相場が安定し始めて改定されるため、価格の改定は数年に一度程度です。

このまま円高が105円近辺まで進み、その状態が2、3ヶ月続いて始めてアプリの価格やアプリ内課金の単位が変更されます。

アプリ価格は13年10月に100円に、15年4月に120円に値上げ

一方でApple製品の価格はもう少し為替レートに忠実です。10円未満の変動でも日本円での販売価格(発売時に決定)に反映されます。ちなみに直近に発売されたApple TVは1ドル=123円で計算されていて、このまま円高の状態が続けば、次のApple製品(iPad  Air3? iPhone 5e?)の日本での販売価格は比較的低くなる可能性もあります。

またiCloudの追加ストレージ月額料金、アプリ開発者登録料金なども円高になれば比較的すぐに値下げされます。Appleファンとしては円高は悪くはないです。