切り捨てなければ進めない、iPhoneのイヤフォンジャックは本当になくなるのか?

iPhone 7ではイヤフォンジャックが廃止される、そんな噂が半ば既成事実のように語られ、既に廃止に反対する署名が21万人分も集まったというニュースもあります。どう決着するのか、詳細が判明するにはまだ時間がかかりそうですが、もし廃止になれば影響が大きいのは確かです。

まず一番の影響は既存のイヤフォン・ヘッドフォンがそのままでは使えなくなることです。おそらくイヤフォンジャックからLightnigへの変換コネクタが販売されると思われますが、それはあまりスマートではありません。また他社製のイヤフォンを使うときに、もれなくコネクタをつけなければいけないのもカッコ悪いです。

さらにLightningコネクタを使って有線でイヤフォンを繋いだ場合、音楽を聴きながら充電できない問題もあります。よくファストフード店は喫茶店のコンセントがる席でWi-Fiを使って動画を見つつ、充電する人を見かけます。iPhone 7と既存のイヤフォンの組み合わせではそのような使い方ができなくなってしまいます。

ワイヤに繋がれたiPhoneとMacBookは確かに不格好

Appleはこれらの問題にどのような答えを用意するのでしょうか。その答えにも注目なのですが、問題を完全に無視して突き進む可能性も考えられます。Appleは時に強引な仕様変更を行います。その強引さがApple製品の良さにも繋がっているのですが、批判を招くこともあります。

「iPhoneをはじめとしたApple製品はワイヤレスなディバイスとする」とAppleが強い意志を持っているなら、もしかしたら批判を恐れずにイヤフォンジャックを廃止するでしょう。僕としてはその強い意志に期待する部分が大きいです。